オンライン申請

労働保険のオンライン申請が普及しない理由

最近では、ありとあらゆる手続きがインターネット上で行えるようになりました。

かつては店舗に行かないと申し込むことが出来なかった消費者金融のキャッシングでも、現在ではパソコンや携帯電話のインターネット機能を使って、簡単に行えるようになっております。

公的な申請に関しても、毎年年度末の風物詩とも言える確定申告、こちらもインターネット上で申請をすることが出来ます。

インターネット上で申請をすることで、混雑する役場や税務署を尻目に、簡単に申告をすることが出来ます。

しかも、インターネット上で申告をすると、お得になるというケースもあります。

それならば、会社設立の間もない企業は労働保険のオンライン申請というのも盛んなのかというと、そうではありません。

もちろん、インターネット上で申請が出来ないわけではなく、きちんとそのシステムは存在します。

それにもかかわらず利用率は芳しくありません。ほぼ利用されていないといってもいいでしょう。それはなぜなのでしょうか。

まずは、事前準備が面倒ということが挙げられます。オンライン上で労働保険の申請を行うには、以下のような事前準備が必要とされております。

安全な通信を行うための証明書、オンライン申請用のプログラムのインストール、カードリーダーなどです。

とはいえ、これは他の公的な申請についても同様な感じであり、労働保険関係特有の問題でもありません。

次に、使い勝手がよろしくないということが挙げられます。政府が作るこのようなインターネット上の申請プログラムに共通して言えることですが、あまり使い勝手がよろしくありません。

ただし、近年では少しずつ使い勝手が改善しているということです。かえって負担が増えるということも挙げられております。インターネット上で申請を行うというのは、一見すると負担が減っていくイメージがあります。

確かに、税務や登記の分野ではそうかもしれませんが、こと労働保険の分野となりますと、紙による申請よりもかえって負担が増えているのです。どんな負担が増えているのかというと、おもにIDやパスワードに関するものです。

これらの管理をしたり、あるいは暗号化の作業で負担が増えているというのです。また、オンライン化によって効率が全く改善されていないということも挙げられます。

インターネット上で行われるからには、効率化がなければなりませんが、従来の紙手続きをそのままインターネット上に載せただけのものが多く、それでかえって非効率になっているという声もあります。